【一人暮らし女性の防犯対策】外から見えないカーテンの選び方

一人暮らしをする女性にとって、部屋の中を外から見えなくすることは重要な防犯対策の一つです。特に夜間や在宅時に不用意に部屋の様子が外に漏れると、犯罪のターゲットになりやすくなってしまいます。

そこで今回は、防犯を意識したカーテン選びについて、「ミラーレースカーテン」「遮像カーテン」「遮光カーテン」をピックアップ。特徴などを詳しく紹介するので、ぜひカーテン選びの参考にしてくださいね!

目次

防犯に役立つカーテンの選び方

カーテンを選ぶ時に、防犯対策として意識したいポイントは次の3つです。

  1. 昼も夜も外から室内が見えないこと
  2. 室内からの光を遮ることで、生活リズムを悟られないこと
  3. 適度な防音性や断熱性も兼ね備えていること

この3点を考慮しながら、自分の生活スタイルや住環境に合ったカーテンを選びましょう。

一人暮らしの防犯におすすめのカーテン3選

ミラーレースカーテン【昼間の目隠しに最適】

一般的なレースカーテンと違い、ミラーレースカーテンは「光を反射する光沢のある糸」を裏側に織り込んでいます。

特徴
  • 外からの視線を反射して、日中は室内がほぼ見えなくなる。
  • UVカット効果があり、家具や床の日焼け防止にもなる。
注意点
  • 夜になると外が暗くなり、部屋の明かりでシルエットが見えてしまう。
  • 単体で使う場合は、夜の目隠し効果がない
おすすめの使い方
  • 日中はミラーレースカーテンのみで光を取り入れつつ、プライバシーを確保
  • 夜は遮光カーテンと組み合わせて、しっかり防犯対策

遮像カーテン【昼も夜も目隠し効果を発揮】

遮像カーテンは通常のレースカーテンやミラーカーテンよりも「高密度な織り方」で、「特殊な糸」を使用し、昼夜問わず外からの視線をカットできるように作られています。

特徴
  • 日中も夜も外から見えにくい、特殊な織り方と加工をしている
  • 一般的なレースカーテンよりも高い目隠し性能を持つ
注意点
  • 日中でも部屋がやや暗くなることがある
  • 製品によって遮像レベルが異なるため、購入時には確認が必要
おすすめの使い方
  • 人通りが多く、人の視線が気になる窓に
  • 防犯を意識するなら、ドレープカーテン(遮光カーテン)と組み合わせる

ミラレースカーテンと似ているので、違いまとめます。

昼間の目隠し効果

ミラーレース:◎強い
遮像:○適度

夜間の目隠し効果

ミラーレース:△ほぼなし
遮像:◎強い

光の通し方

ミラーレース:明るさを確保できる
遮像:種類によっては暗くなりがち

遮光カーテン【生活リズムを知られない工夫】

遮光カーテンとは、室内に入る光を遮断する加工を施したドレープカーテン(厚地のカーテン)の種類の一つ。遮光の等級はNIF法(一般社団法人日本インテリアファブリックス協会が定める)により設定されています。

等級遮光率特徴
1級99.99%以上ほぼ完全に光を遮り、昼までの部屋が真っ暗
2級99.80%以上
99.99%未満
ある程度の明るさは感じるが、眩しさを抑える
3級99.40%以上
99.80%未満
ほんのり光を通し、自然な明るさを確保
特徴
  • 生地自体に遮光効果があり、室内の光漏れを防ぐ
  • 夏は遮熱、冬は断熱の効果があるためエアコンの効率がアップ
注意点
  • 厚手の遮光カーテンは風通しが悪くなることがある
  • 裏地コーティングタイプは、洗濯時に劣化しやすい場合がある
おすすめの使い方
  • 完全に暗くしたい場合は1級遮光、生活感を出したいなら2級や3級を選ぶ
  • 防犯を意識するなら、ミラーレースカーテンや遮像カーテンと併用する

遮光カーテンにお気に入りのデザインがなかったら

遮光カーテンも素敵なデザインが増えましたが、素材はポリエステルが主流。北欧インテリアなどナチュラルなスタイルを目指す場合は、天然素材の生地を取り入れたいことも。他にも、気に入ったデザインのカーテンが遮光の機能がないカーテンだったなど。そんな時は、非遮光のカーテンを工夫して遮光性をアップさせる方法を試してみましょう。

ヒダを増やして遮光性を高める

カーテンのヒダ(プリーツ)が多いほど、生地が重なり合うので光漏れを防ぐ効果を高めることができます。ドレープカーテンにはフラット、1.5倍、2倍の3種類があります。最近はリネンなどの天然素材のカーテンをフラットにしてカジュアルで軽やかな印象にする方法も流行ってますが、今回は防犯に焦点をあてているので、1.5倍と2倍ヒダに絞って説明をします。

1.5倍ヒダ
  • 二つ山
  • 標準的なカーテンスタイル
  • 遮光性は△
2倍ヒダ
  • 三つ山
  • 生地のボリュームが増し、隙間が少なくなる
  • 遮光性は中程度

ヒダを増やすほど必要な生地の幅が増えるので、価格も上がります。プリーツ加工(形状記憶)を施しておくと、カーテンをまとめた時に納まりが良いです。

非遮光カーテン1.5倍ヒダにプリーツ加工

オーガンジーのレースカーテン

裏地を追加して遮光性をアップ

お気に入りの非遮光カーテンに遮光裏地を追加すれば、遮光カーテンのように使えます。

  • 後付けできる遮光ライナー(マジックテープ式・フック式)を取り付ける
  • カーテンの裏側に遮光生地を縫い付ける

市販の遮光ライナーは手軽に取り外しが可能なので、とても便利です。

カーテン防犯対策をさらに強化するコツ

  • 二重カーテンで昼夜のプライバシーを確保
    ミラーレース+遮光カーテン、遮像カーテン+遮光カーテンなど組み合わせましょう。
  • 部屋の様子がわからない色を選ぶ
    ベージュやグレーなどの中間色が、外からの透けを防ぎつつ、インテリアにも馴染みやすいです。女性が好む色は防犯対策としては有効でないので気を付けましょう。
  • できるだけ厚手の生地を選ぶ
    薄手のカーテンはシルエットが透けやすいため、防犯を意識するならある程度厚みのあるものがおすすめです。

今回ピックアップした3種類のカーテンをうまく活用して、安全で快適に暮らせる、あなたのお気に入りのお部屋を作ってくださいね。

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