一人暮らしをしてると「これがあれば便利そう」「いざという時のために」などと買ってはみたものの、実際にはほとんど使わずに、捨ててしまったり放置されてるアイテムはありませんか? 私は一人暮らし歴20年の中で、何度もそんな経験をし、「なくても良いもの」を見極められるようになりました。特に限られたスペースで暮らす一人暮らしでは、余計なものが増えるほど快適な生活から遠ざかってしまいます。
今回は私が実際に買ったけどいらなかったものを6品を紹介し、代わりにどんなアイテムを使えば快適に暮らせるかを解説します。これから一人暮らしを始める人や、物を減らしたいと考えている人が無駄な物にお金を使わず、生活の質を上げられる物に囲まれた暮らしになりますように!
女性の一人暮らしで買っても使わなかったものとは?
一人暮らしで「使わなかったもの」の共通点
買い物をする時に、「これは絶対に必要!」と思って買ったのに、気づけば使わずに放置してしまった・・・そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか? 一人暮らしにおいて「いらなかったもの」にはいくつかの共通点があります。
- 大きすぎるもの
例えば大きなテーブルやソファー。部屋を少しでも広く使いたい一人暮らしでは、場所をとる家具は意外と邪魔になることが多いです。 - 手入れが面倒なもの
加湿器やホットプレートなど、使うたびにメンテナンスが必要だったり、片付けに手間がかかるものは、最初は意気込んで買うものの、結局わずらわしくなってしまい、使わなくなることが多いです。 - 一時的な流行にのって買ったもの
SNSやテレビ番組は購入欲を駆り立てます。いくら話題になっている商品でも、自分の生活スタイルに合ってないと、結局無駄なお買い物になってしまいます。
無駄な買い物を避けるコツ
購入前に「本当に必要か?」を考えてみましょう。
- 収納場所は確保できてる?
- 代用品で代替できないかな?
- 本当に生活に役立つかな?
これらを意識することで、無駄な買い物を減らし、快適な生活を送ることができます。
一人暮らしでいらなかったもの【生活編】
脚立

購入の理由
背が低めなので、いざという時に困らないように購入した脚立です。「いざ」という時とは「電球を交換する時」「カーテンを洗う時」「高いところの収納」などを想像していました。
使わなくなる理由
でも実際のところ、一人暮らしではそんなに頻繁に高い場所で作業する機会はありません。電球交換に至っては、20年の一人暮らしの中でたった1回、浴室の電球を交換しただけ。しかも浴室用の椅子を使えば届く高さでした。
脚立は折りたたんでも場所をとるので、すぐ取り出せるような場所には置いてなく、なにより重い! 引越しをした時に、本当は使わなくても事足りるけど、もったいないから無理やり使ってました。
そして今、脚立はこちらに待機しています。

代替品
高いところの作業をする時は、スツールをよく使います。軽いので持ち運びも楽な上に、安定感もあります。今はスリムに折り畳める、折り畳み踏み台も良さそうです。
空気清浄機

購入の理由
アレルゲン不明の鼻炎になってしまい、できることは「お部屋の空気を綺麗にすることだ!」と言う理由で購入しました。
使わなくなる理由
使い始めたその日に、私の生活スタイルに合わないことに気づきました。理由はアロマです。私はアロマが好きで、トイレ・玄関には消臭系のアロマの香りを広げ、寝室にもよく眠れるような調合をして、香りを生活に取り入れています。空気清浄機はアロマの香りを「異臭」と捉えてしまうようで、大きな音を出して空気を換えようとするのです。
代替品
お部屋の空気を綺麗にするのが目的なら、こまめな換気や空気を浄化するようなアロマを使うのもおすすめです。そして最近は賃貸でも24時間換気の物件が多いと思うので、フィルターの汚れは定期的に掃除(又は交換)して、綺麗な空気を取り込めるようにしましょう。

来客用スリッパ

購入の理由
最初の1Kの時、1足くらいは用意しておこうと購入した。1LDKの時は2足購入。そして今のマンションを購入した時には4足購入。何となく“必要な物”の位置づけになっていて、ずっと家に置いています。
使わなくなる理由
最初の1Kの1足目から、私の家には不要だと気づきました。なぜなら私の家には改まった関係の人は来ないから。一応スリッパは出すのですが、「いらな~い」の人ばかり。そもそも一人暮らしには必要性が低いんですよね。
代替品
来客用スリッパは場所も取ります。どうしても用意したい場合は、使い捨てスリッパなら場所も取らず衛生的です。
私は懲りずに来客用スリッパを用意してしまたが、出番は数えるくらいしかなく、シューズボックスで冬眠しています。

一人暮らしでいらなかったもの【家電編】
アイロン
購入の理由
一人暮らしを始めたばかりの頃は金融機関に勤めていたので、仕事はスーツスタイル。そのためアイロンは社会人の必須アイテムと思ってました。狭い1Kなのにアイロン台まで買って・・・
使わなくなる理由
職場の近くに形態安定の素敵なシャツが豊富な、ORIHICAさんというショップができ、次々と買い替えていきました。ハンカチもタオルハンカチが主流になり、気づけばアイロンが活躍する場がなくなってしまい、実家のアイロンが壊れたタイミングで譲りました。
代替品

10年ほど前に、衣類スチーマーを購入しました。一応、大人なので必要な時があるかもしれないので、場所を取らない小さなサイズのものにしました。1年に1回くらいはどうしても伸ばしたいシワがあったりするので、持ってて損はありません。
電気ケトル

購入の理由
実家がティファールの電気ケトルを使っていたので、深く考えず当たり前のように私もティファールの電気ケトルを購入しました。当時は自炊もほとんどしてなかったので、調理器具は殆ど揃ってない中、電気ケトルは手軽に使えて活躍してくれました。今自宅にあるのはラッセルホブスの電気ケトルです。
使わなくなる理由
コーヒーが大好きで、ずっとペーパードリップ式で入れていたのですが、途中から他の方法で入れるようになり、電気ケトルの出番が少なくなりました。そして、“電気ケトルよりもガスで沸かした方が光熱費が安い”という記事を見て、上の画像の通り今はコンセントすら抜いている状態です。
代替品
マルチポットを活用すると手軽にお湯を沸かせるだけでなく、調理にも使えて便利です。ガス火だけでなくIH対応のマルチポットも多くあります。

一人暮らしでいらなかったもの【サニタリー編】
サニタリーボックス
購入の理由
トイレにサニタリーボックスを置くのは、昔は当たり前でしたよね? 生活に必要な物の位置づけで、ず~~~っとトイレの片隅に置いてました。
使わなくなる理由
以前からトイレの床を掃除する時に、サニタリーボックスの存在が煩わしく思ってました。そして、あまり人に見られたくないものですよね。
代替品
ある日、友人の家に行った時にトイレを借りたら、壁の下の方にのフックがあり、サニタリー用の紙袋が引っ掛けてあったのです。「掃除の邪魔にならないし、そのまま捨てられるから楽だよ」とのアドバイスをもらい、私もその方法を今も続けてます。紙袋は100均のもので十分です!
無駄を減らして快適に暮らすコツ
冒頭でも書きましたが、一人暮らしでは限られたスペースを有効に使うことが大切です。余計なものを減らし、シンプルな暮らしを心がけることで、快適な生活を実現できます。買った後に後悔しないように、次の3つのポイントを意識すると、無駄な買い物を防ぐことができると思います!
何でもすぐに買わず本当に必要か考える
購入前に「本当に必要か?」をじっくり考えましょう。特に使う頻度が低そうなものは、代替品がないか検討するのも一つの方法です。
収納スペースを考慮して本当に役立つものだけ選ぶ
収納が限られている一人暮らしでは、大きすぎる家具やかさばるアイテムは避けるのが賢明です。コンパクトで多用途に使えるアイテムを選ぶと、部屋をスッキリ保てます。
ミニマルな暮らしを心がける
物が少ない方が掃除や管理が楽になり、ストレスも減ります。「本当に必要な物だけ」を持つよう意識をすると、より快適な一人暮らしが実現できます。
今回は買ったけど入らなかったものを6つに絞ってご紹介しました。本当はもっともっとあります💦不思議なことに、一人暮らしは年月を重ねるほど物が増えるのではなく、無駄な物が削ぎ落されてシンプルな暮らしになってるように思います。
「“困る”ことを回避したい」気持ちが強ければ物は増えます。でも少々の不自由は、どうにかなるものです。“慣れ=経験”ですね。無駄な買い物を減らして、スッキリとした一人暮らしを楽しんでくださいね!
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